ジャンル 人間の探求

中野校

哲学するベートーヴェン―≪第九≫への道 苦悩を突き抜けて歓喜へ

  • 秋講座

伊藤 貴雄(創価大学教授)

曜日 水曜日
時間 13:10~14:40
日程 全2回 ・12月02日 ~ 12月09日
(日程詳細)
12/02, 12/09
コード 330528
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

目標

・ベートーヴェンの生涯と時代を理解する。
・《第九》に込められた思想を読み解く。
・「歓喜」の理念の現代的意義を考える。

講義概要

ベートーヴェンの交響曲第九番《合唱付き》は、世界で最も愛されている音楽作品の一つです。しかし、その誕生の背景には、難聴や孤独、社会の激動と向き合いながら生きた一人の人間の苦闘がありました。本講座では、ベートーヴェンの生涯をたどりながら、《第九》へと至る歩みを哲学・文学・歴史の視点から読み解きます。とりわけ、「苦悩を突き抜けて歓喜へ」という有名な言葉に込められた意味を探り、シラーやカントとの関わりにも触れながら、《第九》がなぜ今日まで人々を魅了し続けているのかを考えます。ベートーヴェンの人生と思想を通して、困難な時代を生きる私たちにとっての希望や人間の可能性について見つめ直します。

各回の講義予定

回 日程 講座内容
1 12/02 ベートーヴェンと哲学の時代 ―ボンからウィーンへ ベートーヴェンはなぜ「哲学する音楽家」と呼びうるのか。若き日のボン大学をめぐる知的環境や、啓蒙思想、フランス革命の影響などを手がかりに、ベートーヴェンが生きた時代を読み解く。ゲーテ、シラー、カントらとの思想的なつながりにも触れながら、《第九》へとつながる精神的背景を探る。
2 12/09 《第九》への道 ―苦悩を突き抜けて歓喜へ 難聴や孤独と向き合いながら創作を続けたベートーヴェンは、いかにして晩年に《第九》を完成させたのか。シラーの「歓喜に寄す」やカント哲学との関わりを視野に入れながら、《第九》に込められた思想を考察する。そして「歓喜」が現代の私たちに投げかけるメッセージについて考える。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆参考図書:『哲学するベートーヴェン カント宇宙論から《第九》へ』伊藤貴雄著(講談社選書メチエ)

講師紹介

伊藤 貴雄
創価大学教授
1973年熊本県生まれ。創価大学大学院文学研究科修了。博士(人文学)。ドイツ・マインツ大学ショーペンハウアー研究所客員研究員などを経て、現在、創価大学文学部教授。専門は哲学・思想史・芸術文化史。カント、ショーペンハウアーなどドイツ哲学を中心に、芸術と人間をめぐる思想史を研究している。著書に『ショーペンハウアー 兵役拒否の哲学』(晃洋書房)、『哲学するベートーヴェン――カント宇宙論から《第九》へ』(講談社選書メチエ)、編著に『新カント派の哲学と近代日本――受容と展開』(東洋哲学研究所)、『シュリーマンと八王子――「シルクのまち」に魅せられて』(第三文明社)、翻訳に『ゲーテ=シラー往復書簡集』(共訳、潮出版社)など。

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