ジャンル 芸術の世界

中野校

古美術で法華経をまなぶ

  • 秋講座

原口 志津子(元奈良大学教授)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全3回 ・10月17日 ~ 11月21日
(日程詳細)
10/17, 10/31, 11/21
コード 330403
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・富山市八尾町・本法寺蔵「法華経曼荼羅図」(重要文化財)をスライドで絵解きします。
・「一遍聖絵」に似た画風の本法寺本によって、鎌倉時代の暮らしや美術の知識を得ます。
・『法華経』の内容がおおづかみに理解できます。宗派、団体無関係です。

講義概要

富山市八尾町・本法寺蔵「法華経曼荼羅図」(重要文化財)22幅の高精細画像を見ていただきます。本法寺本は鎌倉時代末期の制作で、『法華経』二十八品全部の内容が詳しく描かれています。お経といえば難しそうですが、説話的な内容が多く、コマ割りすればまるでマンガのよう。絵は「一遍聖絵」に似た画風で、画像情報が極めて多く、当時の暮らしをうかがわせる農業、漁業、狩猟、商売、建築、造寺造仏、風呂、製薬、鍼灸、井戸掘り、芸能なども描かれています。第一回は、古美術鑑賞のキホンと本法寺本の紹介。第二回、第三回は本法寺本に描かれた内容を解説し、構図の意味を読み解いてゆきましょう。

各回の講義予定

回 日程 講座内容
1 10/17 古美術鑑賞のキホンと本法寺本の紹介 オリジナルな状態の古美術はほとんどありません。本法寺本にも大きな修復が施されています。「当初」と「後補」の見分けなど、鑑賞の基本的な知識も学びます。
2 10/31 本法寺本に描かれた内容の紹介1 本法寺本は、『法華経』に極めて忠実な絵なので、スライド絵解きをきけば『法華経』の内容をおおづかみに理解できます。22幅を順次解説してゆきます。
ところどころに、注釈書(参考書)にあるスペクタクルなお話や説教の際にウケ狙いで盛ってしまった内容もまぎれこんでいます。
3 11/21 本法寺本に描かれた内容の紹介2 本法寺本が制作されたのは嘉暦元年(1326)から三年(1328)の間。仏菩薩の服飾はインド風ですが、庶民の姿には鎌倉時代の生業や世相を表すような服飾やモティーフがあります。描かれたモティーフや構図の意味を読み解いてゆきましょう。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は、12月5日(土)を予定しております。

講師紹介

原口 志津子
元奈良大学教授
富山県立大学工学部教養教育教員を経て、奈良大学文学部文化財学科教授。富山市八尾町・長松山本法寺蔵「法華経曼荼羅図」に関する研究で学位:博士(文学、京都大学)を取得、坂本日深学術賞受賞。専門は日本中世説話画。マンガとオペラが大好き。
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