ジャンル 芸術の世界

早稲田校

歌舞伎―その魅力の秘密に迫る 初心者も見巧者も驚きと納得

  • 秋講座

大倉 直人(歌舞伎研究家、日本体育大学講師)
中村 京蔵(歌舞伎俳優)

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全10回 ・09月30日 ~ 12月02日
(日程詳細)
09/30, 10/07, 10/14, 10/21, 10/28, 11/04, 11/11, 11/18, 11/25, 12/02
コード 130401
定員 34名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 30,718
ビジター価格 受講料 ¥ 35,173

目標

・歌舞伎の本質をつかむ。
・歌舞伎の奥深さに触れる。
・歌舞伎舞踊の持つ多くの側面を知る。

講義概要

今回の講座では、主に歌舞伎舞踊(所作事)を取り上げます。歌舞伎の華といわれる舞踊ですが、「お芝居は観るとわかるのだが、所作事は今ひとつわかりにくい」というお声をこれまでによく聞いてきました。これまで所作事について取り上げることはあっても、どうしても単発的にならざるをえませんでした。そこで今回集中的に取り上げることで、歌舞伎舞踊のおもしろさ、奥深さをとことん知っていただきたいと思います。そこで日本舞踊と歌舞伎舞踊の違い、踊り手の違い、江戸の風俗、能との比較、衣裳、音曲などを、映像も交え多角的に展開していきます。また今回も中村京蔵丈をお招きし、演じる側から魅力をお話しいただきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/30 歌舞伎舞踊の概説 歌舞伎舞踊(所作事)について必要な知識・歴史などを整理し、今後の学びにつなげていく。
2 10/07 役者の踊りと舞踊家の踊り 厳密には歌舞伎舞踊と日本舞踊は異なる。その真相を明らかにし、さらに踊り手の魅力へとつないでいく。
3 10/14 「鷺娘」と「藤娘」 鷺娘も藤娘も代表的な舞踊の演目である。はたしてあの娘は何者であるのか…?それを明らかにしつつ、演目の魅力をみていく。
4 10/21 顔見世舞踊の魅力 江戸時代、江戸三座の芝居は1年ごとに役者の顔ぶれが替わった。その最初が11月の顔見世月であり、その月に演じられる芝居を特に顔見世狂言という。さらにその中の所作事を顔見世舞踊という。難解な作品といわれるが、実は歌舞伎味溢れるものなのである。その魅力をお伝えする。
5 10/28 歌舞伎の約束事〜衣裳 歌舞伎の魅力の一つに衣裳がある。所作事においても衣裳は重要な要素である。衣裳もただ綺麗なだけでなく、約束事がある。その約束事や色について、図解や映像を使い、理解を深めていく。
6 11/04 風俗舞踊 「玉屋」「団子売」「越後獅子」等、所作事のジャンルに江戸の風俗を取り入れた風俗舞踊がある。その風俗舞踊のいくつかを取り上げ、魅力を探る。
7 11/11 能取り物の舞踊 ①〜道成寺物 能の作品を歌舞伎舞踊にしたものを能取り物という。能の作品をそのまま歌舞伎舞踊にしても歌舞伎にはならないのである。いわゆる「歌舞伎化」をしなくてはならないのである。特に「京鹿子娘道成寺」を題材にし、その秘密を解き明かす。狂言を舞踊にした狂言舞踊にも触れたい。
8 11/18 能取り物の舞踊 ②〜「紅葉狩」「黒塚」 第7回に引き続き、能取り物を取り上げる。この回は「紅葉狩」と「黒塚」を題材にし、歌舞伎化失敗と成功の例をお目に掛ける。
9 11/25 歌舞伎舞踊の音曲 舞踊にとって音曲は、もちろん重要な存在である。長唄・清元・常磐津という音曲の種類それぞれ、またイキ・間にも触れて、実体験的なことも行いたい。
10 12/02 中村京蔵丈を迎えて 多くの舞踊作品を踊った経験を持つ京蔵丈を迎え、演じる側からの舞踊の魅力を伝えていただく。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆持ち物 筆記用具
◆資料等は都度配付します。

講師紹介

大倉 直人
歌舞伎研究家、日本体育大学講師
早稲田大学大学院文学研究科(演劇専修)修士課程を修了。主に歌舞伎及び歌舞伎舞踊についての研究を行う。
日本大学芸術学部ORC研究室勤務の後、多摩美術大学生涯学習センター講師、日本橋学館大学(現 開智国際大学)非常勤講師を兼任。短期集中講座で中国・北京・中央戯劇学院の講師を務める。
主な著書に『日本舞踊図鑑』(共著)、『最新歌舞伎大事典』(共著)、『日本舞踊曲集成』(共著)などがある。
また晩年の郡司正勝師の助手をし、アメリカ公演、郡司師作品、「沙羅女 急々の段」・「歩く」などの演出助手・俳優・三味線等も勤めた。さらに中村京蔵×SOUKI公演でも「瀧夜叉姫」・「三國妖狐譚」の演出・三味線を勤める。

中村 京蔵
歌舞伎俳優
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