ジャンル 世界を知る

中野校

朝鮮王朝500年の歴史―中国(明・清)との関係を中心に

  • 秋講座

木村 拓(中央大学教授)

曜日 月曜日
時間 15:05~16:35
日程 全7回 ・10月26日 ~ 12月14日
(日程詳細)
10/26, 11/02, 11/09, 11/16, 11/30, 12/07, 12/14
コード 330330
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 20,790
ビジター価格 受講料 ¥ 23,908

目標

・朝鮮王朝の対外関係史の流れを把握する。
・朝鮮王朝の中国に対する認識の特徴を理解する。
・朝鮮王朝にとって中国(明・清)がどのような存在だったのかを理解する。

講義概要

朝鮮半島は中国大陸に陸続きで接しており、朝鮮王朝(1392〜1897)にとって、強大な中国に対する外交は、国家の存亡に関わる重大事項であり続けました。しかし、朝鮮王朝は500年にわたって存続しました。東アジアの歴史において、同一の王朝がこれほど長い間続いたのは、極めて稀なことです。ただ、その間には、外国の大規模な侵略を受けたことは一度や二度ではなく、また国内では深刻な政治的・思想的葛藤も見られました。本講義では、そうした朝鮮王朝の歴史について、中国(明・清)との関係を中心に、日本との関係も織り込みながらお話します。500年の長きにわたる朝鮮王朝の歩みを、時空を超えて一緒に辿りましょう。

各回の講義予定

回 日程 講座内容
1 10/26 朝鮮王朝にとっての中国 講義全体の前提として、朝鮮王朝と中国との冊封関係(君臣関係)の基本的なことを学びます。朝鮮からの朝貢使節の派遣、中国からの勅使の到来などについてお話します。
2 11/02 朝鮮王朝の創建と明 李成桂による朝鮮王朝の創建の経緯、朝鮮王朝の明との外交交渉の始まり、国号の決定、漢城への遷都、新たな王都漢城の特徴などについてお話します。
3 11/09 明との冊封関係の締結と展開 明との冊封関係の締結、冊封関係に配慮して形成された朝鮮王朝の国家体制の特徴、朝鮮王朝の対明認識や自尊意識(小中華意識)についてお話します。
4 11/16 壬辰戦争と朝鮮・明関係 16世紀末に起こった壬辰戦争(豊臣秀吉の朝鮮侵略)の概略、明の戦争への関わり方、戦後における朝鮮王朝の対明認識などについてお話します。
5 11/30 17世紀前半の東アジアと朝鮮王朝 17世紀前半における朝鮮王朝と日本(徳川幕府)との講和交渉、後金(清)の朝鮮侵攻の経緯とその結末(清との冊封関係の締結)などについてお話します。
6 12/07 清との冊封関係と慕明思想 清との冊封関係の締結後における、朝鮮王朝の対清認識の変遷や慕明思想(滅亡した明を慕おうとする考え方)の特徴などについてお話します。
7 12/14 19世紀の東アジア国際秩序の変容と朝鮮王朝 19世紀における朝鮮王朝の「鎖国」政策、清との冊封関係の強化、近代日本による朝鮮王朝の「開国」、そして最後に清との冊封関係の終焉などについてお話します。

講師紹介

木村 拓
中央大学教授
神奈川県生まれ。博士(文学、東京大学)。鹿児島国際大学准教授などを経て現職に至る。専門分野は、朝鮮王朝の外交史。中央大学では朝鮮史を担当。書籍等著作物としては、『朝鮮王朝の侯国的立場と外交』(汲古書院)、『朝鮮の王朝外交』(集英社、共著)などがある。
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