ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

日本の近代 大正・昭和戦前期

  • 秋講座

大西 比呂志(フェリス女学院大学名誉教授)

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全10回 ・09月30日 ~ 12月02日
(日程詳細)
09/30, 10/07, 10/14, 10/21, 10/28, 11/04, 11/11, 11/18, 11/25, 12/02
コード 130204
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・大正期から第二次世界大戦敗戦までの通史を基礎的に理解する。
・日本の近代史を国際世界との関連で理解する。
・主要な事件・事項に関わる基本史料にふれ、その意味を理解する。
・近現代史研究の学説・アプローチの一端にふれる。

講義概要

大正・昭和戦前期の「日本の近代」史を、専門的見地を加えつつ基礎から学び直します。「栄光の明治」から「転換期の大正」、関東大震災をへて恐慌・戦争・敗戦となった「昭和戦前期」という激動の時代について、高校教科書に登場する主要なトピックやエピソードを取り上げ、原史料の抜すいや歴史研究の重要な業績を紹介しながらわかりやすく解説します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/30 ガイダンス・転換期の大正 大正政変と護憲運動/デモクラシーの唱道者 浮田和民と吉野作造/非政友勢力の結集と第二次大隈内閣/第一次世界大戦とその影響/寺内正毅内閣と大陸への進出/日本陸軍の総力戦準備
2 10/07 第一次大戦後の政治情勢 新しい国際秩序/人種差別撤廃案の提起/政党内閣の形成/幣原協調外交と自主外交の模索/新旧大陸対峙論と反共政策/民族自決運動と東アジア情勢 三一独立運動/中国ナショナリズムの高揚 五四運動
3 10/14 関東大震災と危機の時代の幕開け 関東大震災/被害状況と流言の発生/関東大震災と国際関係/兵営国家の形成 軍の近代化と国民教育/早稲田大学軍事研究会事件と第1次共産党事件
4 10/21 昭和の幕開け 3つの危機/反体制思想への弾圧/満州の危機 満州権益/中国統一運動の進展と日本の介入/張作霖爆殺事件 軍部の独断専行の嚆矢/恐慌と伝統的共同体の危機
5 10/28 普選と二大政党政治 政権交代と総選挙/普選体制 選挙戦の激化と大衆化状況/第1回普選総選挙(第16回)1928年2月/無産政党と普選/無産政党党首としての安部磯雄と大山郁夫/「憲政の常道」の実態
6 11/04 満州事変と国民 国家改造運動と満州事変/15年戦争の起点/兵站基地としての満州/非常時意識の醸成と国民/飛行機献納運動/災害と義捐/銃後の守りと国防婦人会
7 11/11 国際的孤立化と日中戦争 満州国の建国/国際的孤立化 ワシントン軍縮体制からの離脱/挙国一致内閣と革新政策/選挙粛正運動/軍部の進出 軍ファシズム運動と226事件/中国抗日戦線の形成/日中戦争の開始 事変から全面戦争へ/戦争の長期化と拡大
8 11/18 総力戦体制の形成とアジア太平洋戦争 新体制運動 精神と物資の総動員/翼賛体制と政党の解消/三国同盟と大東亜新秩序/日米交渉と南進政策/アジア太平洋戦争の開始/対米英蘭戦争の展開/戦争をめぐる歴史認識
9 11/25 連合国の対日侵攻作戦 アメリカの日本降伏計画①空襲作戦 マッターホルン計画 ②原爆 マンハッタン計画 ③ソ連参戦 ヤルタの密約 ④本土侵攻作戦ダウンフォール オリンピックとコロネット
補論:日本の古都はなぜ空襲を免れたのか/ウォーナー伝説の形成とウォーナーリスト/戦略爆撃と原爆投下候補地/歴史のイフ
10 12/02 終戦と歴史認識 ポツダム宣言/終戦までの道のり〜国体護持をめぐって/戦争はいつ終わったか〜「8月15日の神話」/「大東亜戦争」の呼称をめぐって/占領政策と「太平洋戦争」

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆2026年度春期授業の継続時代を扱いますが、適宜、前学期の内容につなげて解説しますので、新規の方も受講できます。

講師紹介

大西 比呂志
フェリス女学院大学名誉教授
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院政治学研究科博士後期課程修了。フェリス女学院大学国際交流学部で日本近現代史と横浜学、母校社会科学部で長年日本政治史を担当。政治家や都市、地域と国際交流の視点から近現代史を研究しています。主な著作に『大江卓の研究 在野・辺境・底辺を目指した生涯』(第33回高知出版学術賞)『伊沢多喜男 知られざる官僚政治家』『横浜市政史の研究 近代都市における政党と官僚』『横浜をめぐる7つの物語 地域からみる歴史と世界』(以上単著)『大東京空間の政治史』『首都圏形成の戦後史 開発・計画と自治体』(以上共編著)など。
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