ジャンル 文学の心
早稲田校
『枕草子』を読みなおす
山中 悠希(立正大学教授)
| 曜日 | 月曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全8回
・10月05日 ~
12月07日 (日程詳細) 10/05, 10/19, 10/26, 11/02, 11/09, 11/16, 11/30, 12/07 |
| コード | 130103 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・平安時代の仮名文を味わい、読み解く力を身につける。
・『枕草子』特有の表現方法や、文学史上の特徴について理解を深める。
・平安時代中期の歴史・社会・貴族文化についての知識を身につける。
講義概要
清少納言が定子女房として過ごした日々をいきいきと描く「日記的章段」を中心に、『枕草子』を丁寧に読み解いていきます。作品内に描かれる華やかな宮中の様子、中関白家の栄華の日々、筆者の鋭い観察眼と独自の美意識、人々の間で交わされる機知あふれるやりとりやユーモアを味わい、『枕草子』が記しとどめた宮廷世界のきらめきと魅力に触れていきたいと思います。また、講座では、2024年の大河ドラマでも描かれて話題となった、清少納言の宮仕え期に相次いだ歴史的事件にも適宜目を向けます。時代背景とともに作品を読み直しながら、『枕草子』の世界の奥深さをぜひご一緒に楽しみましょう。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 10/05 | 『枕草子』の概要と歴史背景 | 『枕草子』の概要について確認した後、清少納言が定子のもとに出仕することになったこの時代の歴史的・社会的背景とはどのようなものであったのか、説明していきます。当時の歴史背景を知ることで、『枕草子』のみならず、他の平安文学についても理解を深めることができます。 |
| 2 | 10/19 | 「清涼殿の丑寅の隅の」の段を読む(前半) | 「清涼殿の丑寅の隅の」の段を読んでいきます。清少納言が出仕した初期のころ、中関白家の栄華の日々を読み解きます。 |
| 3 | 10/26 | 「清涼殿の丑寅の隅の」の段を読む(後半) | 第2回に引き続き、「清涼殿の丑寅の隅の」の段を読んでいきます。清少納言が出仕した初期のころ、中関白家の栄華の日々を読み解きます。 |
| 4 | 11/02 | 宮仕えに関する段を読む | 宮仕えに対する考えや、宮中での体験を描く段をピックアップして、『枕草子』における「宮仕え論」を読み解きます。具体的には「生ひ先なく、まめやかに」の段、「内の局」の段をとりあげる予定です。 |
| 5 | 11/09 | 「殿などのおはしまさでのち」の段を読む(前半) | 定子の父道隆の死と長徳の変を経て、清少納言と中関白家を取り巻く環境は一変します。歴史背景について解説した後、この時期のエピソードの一つ「殿などのおはしまさでのち」の段を読んでいきます。 |
| 6 | 11/16 | 「殿などのおはしまさでのち」の段を読む(後半) | 第5回に引き続き、「殿などのおはしまさでのち」の段を読んでいきます。清少納言の長期の里下がりと、定子のもとへの復帰が語られる段を読み解きます。 |
| 7 | 11/30 | 「上にさぶらふ御猫は」の段を読む(前半) | 定子の晩年、一条天皇には藤原道長の娘・彰子が入内します。歴史背景について解説した後、この時期のエピソードの一つ「上にさぶらふ御猫は」の段を読んでいきます。 |
| 8 | 12/07 | 「上にさぶらふ御猫は」の段を読む(後半) | 第7回に引き続き、「上にさぶらふ御猫は」の段を読んでいきます。定子と一条天皇の変わらぬ姿を『枕草子』がどのように描き出しているか、読み解きます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆テキスト以外で『枕草子』の原文が掲載されている書籍をすでにお持ちの方はそちらをお持ちいただいてかまいませんが、抄出本ではなく全段が掲載されている本、また、上下巻等に分冊されている場合は、「殿などのおはしまさでのち」の段までが掲載されている本をお持ちください。
◆休講が発生した場合の補講日は、12月14日(月)を予定しております。
テキスト
テキスト
河添房江、津島知明『新訂 枕草子 上 現代語訳付き(角川ソフィア文庫)』(KADOKAWA)(ISBN:978-4044000660)
講師紹介
- 山中 悠希
- 立正大学教授
- 兵庫県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。専攻分野は中古文学。『枕草子』の本文と生成・享受の問題を中心に研究している。著書に『堺本枕草子の研究』(武蔵野書院、第十二回(通算二十四回)関根賞受賞)、共著に『変体がなで読む日本の古典』(新典社)。




