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オンデマンド

【オンデマンド】『赤毛のアン』とカナダ文化

  • 秋講座

鈴木 健司(同志社女子大学教授)

コード 930304
定員 20名
単位数 −
会員価格 受講料 ¥ 9,900
ビジター価格 受講料 ¥ 9,900

目標

・『赤毛のアン』を「カナダの物語」として味わう。
・『赤毛のアン』の舞台となっているカナダの歴史を知る。
・カナダの文化や社会の特質について考える。

講義概要

ルーシー・M・モンゴメリの小説『赤毛のアン』は、多くのすぐれた翻訳を通じて日本でも広く親しまれ、最もよく知られたカナダ文学といえるでしょう。孤児の少女の成長物語として知られていますが、その背景にはプリンスエドワード島の美しい自然だけでなく、当時のカナダの事情がよく描き込まれています。本講座では、『赤毛のアン』に始まる全8冊のアン・シリーズを「カナダの物語」という視点から読み、そこに表れているカナダの文化や社会がどのようなものであるのかを考えていきます。

各回の講義予定

回 講座内容
1 アン・シリーズとカナダの歴史 アンの物語の舞台となり作者モンゴメリが生きた19世紀後半から20世紀前半のカナダ自治領は、英国への愛着とカナダへの誇りに満ちていました。その時代を中心に、あまり注目されないカナダの歴史的な歩みを、アンの世界と重ねながら見ていきます。
2 アンの世界にみるカナダ社会 アンの物語は、英国系とフランス系を中心に国家を形成していたカナダの民族的事情をよく反映しており、また当時の政治に関わる記述も見られます。登場人物の行動や人間関係をみながら、作中のカナダ的要素に着目してその意味を考えます。
3 アンとカナダ・ナショナリズム シリーズの8作目『アンの娘リラ』で、アンは第一次世界大戦で戦う息子の母となっており、カナダの勝利を願う愛国者として描かれます。戦争文学ともいえるこの作品に注目しながら、カナダの独立志向が高まりやがて国家となっていく過程をたどります。
4 『赤毛のアン』の翻案と現代カナダ 『赤毛のアン』は映画やミュージカルに翻案され、なかには原作の世界を超えて新たな問題提起をしているものもあります。そこに見られるジェンダー、多様性などの現代的課題に触れながら、古典が時代を超えてどのように再解釈されてきたかを考えます。
5 アンと万博 1967年モントリオール万博で『赤毛のアン』のミュージカルが上演されて以来、カナダと日本で開催された万博のカナダ館で、アンは常に重要な役割を果たしてきました。最も有名なカナダのヒロインとして、アンが万博に残した足跡を振り返ります。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2026/08/27)から学期終了翌月末(2027/01/31)までになります。一般申込開始(2026/08/27)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2026年度 春期 「『赤毛のアン』とカナダ文化」 (04/16〜06/11 木曜日、全5回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

鈴木 健司
同志社女子大学教授
東京外国語大学大学院地域研究研究科修了。国際学修士。専門は北米地域研究、政治学。著作に「カナダ館のアン」『万博学/Expo-logy』第4号(2025年)、「カナダ史と万国博覧会——モントリオールと大阪にみる脱自治領化と脱植民地主義の表象」『万博学/Expo-logy』第3号(2024年)など。
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